FN1242A タンデム基板作製奮闘記 16
Tandem基板の出力インターフェース(1)


前回まででRas. PI を介して素晴らしい再生音が得られることを確認しました。
今回からは、今まで作業してきた物を、D/Aコンバーター・システムとして纏めることを考えてみます。

これまではTandem 出力の外部出力へのインターフェースについて触れませんでしたが、今回からはこれについて考えてみます。

Tandem基板FN1242AのAFは電圧出力です。これをそのままPower AMPに入力すれば音出しはできるのですが、サンプリング・ノイズなども一緒に出力されますので、これらを除去してからAF OUT として出力するのが一般的です。
また、DACからの出力インピーダンスは割合高いので、このままD/Aコンバーター出力として次段AMPなどへの直接出力として使用するには理想的ではありません。また、差動合成の問題もあります。

ではどのようにするか?。

① FN1242A Tandem 出力にOP AMPを使った Active LPF を入れると共に、差動合成をし、インピーダンス変換、Buffer AMPを挿入する。
この方法が一般的にOP-AMPを使用したインターフェースとして考えられますが、このFN1242A Tandem の作製レポートではこの方法はあまり見かけません。
理由は、次に挙げるI/V Trans を使った差動合成の方法が、このインターフェースに纏わる色々な問題点(差動合成、LPF, インピーダンスの整合など)を簡単に解決でき、音質的にも大変満足できるからと思われます。
この領域はまだ改良の余地が十分あり、回路もいろいろ考えられますので、これから革新的な素晴らしい回路も発表され,それが一般的になるかもしれません。
(OP-AMPを使った回路ではいまの処 I/V Trans と対等に音質評価できる決定的な回路は思い浮かびませんので、残念ながら紹介できません。)


② I/V Trans を使う。
FN1242AのTandem 基板出力にI/V Transを使用すると、差動合成、LPF、インピーダンス変換などの問題を簡単に解決できて、大変便利です。
ルンダール、ファインメット、タムラなどの有名どころを今まで実験に使ってきました。

ルンダールは以前から藤原さんのFN1242A DACと共に愛用していますが、まあまあの満足感です。エレアトさんのP2D基板と共にFN1242Aチップの評価基準としてきました。

タムラのトランスは種類が大変多く、このトランスも昔から実験回路には大変お世話になってきました。一部はI/V Trans としても満足できる製品です。種類が多く全てを使った訳ではありませんが、欠点もなく、使い易く一般的な仕様用途には十分過ぎる音質がえられます。何分にもBTS規格で作られている製品ですので、信頼性が高いという安心感があります。

お勧めはファインメットです。最近人気があるトランスで、幾つかの種類があります。大変高価なものですがそれなりにこれまでとは次元の異なる満足感がえられるトランスです。今回のTandem の評価ではTLT0615を用いたものを基準としました。

次回は I/V Trans を使用した Tandem 出力インターフェースの実例を紹介します。

ルンダール-50
UDA2,P2D,1242A-5 各基板とルンダールLL1538XL 


TAMURA-50.jpg
タムラのI/Vに使えそうなトランス各種

ファインメット-50ファインメット・トランス








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