2014年11月12日 (水)

当地で散見される雪国特有の庭木 ”オンコ” の雪囲いの一コマです。
我が家では大変大事にしている庭木の一本です。
この作業についてやや詳しく説明します。
①6本の支柱枠組
第一段階で、先ず3本の丸太で枠(支柱)を組みますます。
次に、3本の支柱の間に1本づつの丸太を入れ、合計6本の丸太で全体の枠組を作ります。
つまり、真上から見ると正6角形に支柱が配置されたようになります。そして、この6本の支柱丸太を結束しますが、この結束した結び目がオンコの頭の中心にくるようにします。
また、この時6本の支柱丸太の足元が全て平らな平地であるとはかぎりませんので、それぞれの支柱の長さを調整しながら、支柱6本まとめて上部で結束します。
これがこの木の囲いの骨組みになります。
②次に、各支柱の足元に”クイ”を打ち込み、支柱に縛り付け、支柱の足元を固定します。
ここまでの作業が第一段階で、時間もかかり、注意力も大変な作業です。
③それぞれの隣あった2本の支柱丸太の間に、上下2段に横木丸太をわたします。
④渡した横木に、2.7Mくらいの長さのナラ竹を1本づつワラナワで編んでいきます。
上下2段、全6面にこの作業をします。
この時の手順は次のようにすると良いでしょう。
・ 上横木に、竹の上が横木上段になるように蜜に並べてナワで編んでいきます。
・ 次に、下横木には、ナラ竹の下部を返し編みで編んでいきます。ナワが緩んだりして竹がズリ落ないようするために返し編みをすると良いでしょう。尚、竹の裾が地面より10から30cmくらい上がりますが、裾をきれいに揃えます。
ここまでが作業の全てです。あと、必要あれば、編み込んだナラ竹の上部がバラバラで見た目が悪いので、最上部を結束しておくと全体に美しく仕上がります。
作業に夢中になっていて、途中の写真はありませんが、最後の仕上がりの写真をUPしておきます。

終了した ”オンコ” の雪囲い
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