XLR OUT がおかしいです。
               こんな初歩的ミス 

 これまで833A SE AMP を駆動する6SN7GTB PPP Line AMPは非平衡のRCAケーブルを使用していました。
DACからLine AMP まで平衡接続(XLR)になっていますので、Line AMP から Main AMP の接続もXLR としてみました。

あらっ! 音がでません!!。
XLR コネクタの配線間違いか?。
Line AMP をひっくり返して、中を点検すると  ・・・・・・・   。

やっぱり、配線ミス。

出力トランス2次側のセンターが接続されていません。また、端子の接続番号がデタラメです。
どうしてこんなことをしてしまったのか。あの時は完成が待ち遠しくて、RCA での接続しか考えなかったことを思い出しました。
もっと慎重に作業を終えることを再認識しました。私にとって、良い薬です。

各メーカーのXLRの入出力 端子の配線を調べていて気がつきましたが、一部のメーカーでは接続端子番号が異なっていることがあります。自分の装置間の接続だけは、端子番号は統一しておきます。

接続し終って、めだたく完成。これで平衡接続も可能になりました。

amp-65.jpg
ラインアンプ3
組立途中のスナップ

先回まで今回完成したラインアンプについて簡単に紹介しました。
今回はこのアンプの組立途中のスナップがありましたので、UPします。

スライド1-80
シャーシーに各パーツを取り付けた状態です。
ここから配線作業を始めます。

先ず全体のアースラインの持っていき方(一点アース)、信号の流れを考慮して配線方法、配線材料などを決めていきます。


スライド2-60
一番気をつけるXLR、RCAからの信号入力、信号切り替え部の配線です。
各自色々な配線技法があると思いますが、理にかなった方法で仕上げます。SN比に関係しますので、慎重に作業します。

もう一枚の画像は、シャーシー内電源部側面に配置する補助電源基板です。
外部真空管用12V 1AのAVR基板、本体の高圧電源の一部の回路を組みました。


スライド3-60
信号入力、切り替え部、電源部の組み込みまで終了した様子です。アース母船の引き回し、一点アースポイントなどを参考にしてください。
アンプ全体の約半分は電源部が占めています。


スライド4-60
配線作業が完了したシャーシー内の様子です。
これから調整作業で抵抗、コンデンサの一部の取り換えを覚悟していますが、ほぼ完成に近づきました。


スライド5-60
これがこの度完成したアンプの概観です。


今までメインアンプ以外のこの種のライン、プリアンプは十数台試作してきました。
クリスタル・カートリッジのプリアンプからはじまり、マッキン、マランツタイプのイコライザー・フォノアンプをはじめ、そのデッドコピーなどにも夢中になり、三栄無線のsrp-200などまた、クリスキットのプリ、オーヂィオ専科のプリ、KEN AUDIOのmodel5などを製作してきましたが、これらはそれぞれ一長一短があり長期に愛用できる機種はありませんでした。
私のような浮気者は完成して間もない機種でも、少しでも気になる処があるとその機種の全てがイヤになり、またまた自作の深みにはまっていきました。

今回は久しぶりの本格的な真空管アンプの製作でしたので、ラインプリの機能一つにしてに製作してみました。

計画から完成まで、何回投げ出そうとしたか分からず、十年近くかかり先日やっとの思いで完成しました。結果としては、今まで視聴した各種プリとは一味違う、大変素晴らしいアンプができたと思っています。


ラインアンプ2

このアンプについては、計画から先日の完成まで10年以上が経過し、また、回路自体は既にインターネットでも発表されているものです。従って、新たな新鮮味のない内容であることをお断りしておきます。

<ラインアンプ1-20
アンプの正面から・・・・・・・。

このアンプの構成は、IN, OUT 共に平衡、不平衡の入力を可能とし、SWで切り替えできるものです。
信号の流れは、XLR, RCA 端子からの入力信号は平衡、不平衡SW で選択され、入力トランスに入り、平衡ATTでレベル調整され次にPP構成された6SN7 GTB のSRPP に入力されます。
その後Push-PP OUT から出力された信号は、またここでもSW で 平衡、不平衡 に切り替えされ、各XLR, RCA 端子に出力します。
尚、このアンプはあくまでもラインアンプだけに特化しており、PHONO 入力は外部にイコライザー・アンプを別に付加することを前提にしています。そのための電源供給などにも考慮しました。

また、パネルデザインですが、私はもともとメーカーのデザインエンジニアのような素晴らしいセンスは持ち合わせていません。昔からの弁当箱スタイルの、1.3mm 厚の鉄板シャーシー( 310mm* 350mm* 高さ100mm )に組み込みました。高さ100mm とこの種のものとしては非常に深いシャーシー構造で、一部配線作業などがやり辛いことが予想されますすが、内部の部品配置構成からこれくらいのものが必要と見込みました。

XLR, RCAの入力コネクタを正面上部に配置し、また出力端子はOUTの近くに配置した。これは取扱いのしやすさから、また、入出力回路の配線作業のし易さと、何よりもシールドワイヤーを一切使用しないための配慮です。



ライン2-20
また、リヤーパネルについての特別の配慮はありません。ここでも平衡、不平衡の出力切り替え、外部電源供給コネクタなどを配置しました。